“公務員ランナー”川内、母校で壮行会「勉強や部活しっかり」 

[ 2011年6月28日 18:30 ]

母校の埼玉県立春日部東高の生徒代表から花束を贈られた、「公務員ランナー」として注目されている川内優輝

 8月に韓国・大邱で開催される陸上の世界選手権男子マラソン代表に選ばれ、「公務員ランナー」として注目されている川内優輝選手(24)の壮行会が28日、母校の埼玉県立春日部東高校(春日部市)で開かれた。

 体育館に集まった全校生徒約1100人を前に、川内選手は「勉強や部活で基礎をしっかり固めれば、将来やりたいことができる。世界まで来られると思わなかったが、長く続けていれば、きっといいことがある」と話した。この後、生徒代表が花束を贈呈し「私たちの誇りです」とエールを送った。

 壮行会を終えた川内選手は報道陣に「代表として入賞を目指す。先輩らしい姿を見せなければ」と抱負を述べた。

 陸上競技部の岡田将吾君(18)は「最後まで粘り強く走っていい結果に結び付いてほしい」と先輩の活躍を期待した。

 川内選手は県職員として県立春日部高校定時制(同市)の事務職を務める。2月の東京マラソンで日本人トップの3位に入り、代表に決まった。

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2011年6月28日のニュース