美香8位!メジャー2戦連続トップ10入り

[ 2011年6月28日 06:00 ]

7番、バーディーパットを外した宮里はうらめしそうにカップを見つめる宮里美香

USLPGAツアー第56回全米女子プロ選手権最終日

(6月26日 米ニューヨーク州ピッツフォード・ローカストヒルCC=6534ヤード、パー72)
 9位スタートの宮里美香(21=NTTぷらら)は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算5アンダーの8位。4月のクラフト・ナビスコ選手権に続いて、メジャー2戦連続でトップ10入りを果たした。上田桃子(25=フリー)は76と崩れて30位。66で回った世界ランク1位のヤニ・ツェン(22=台湾)が、メジャー大会タイ記録の通算19アンダーで2位に10打差をつけてメジャー4勝目を挙げた。

 我慢の展開が続いていた宮里美は、17番で1・5メートルのチャンスを沈めて拳を握った。この日のスコアをアンダーパーとすると同時に、メジャー2戦連続トップ10入りを決める貴重なバーディー。「とにかくアンダーパーにすることだけを考えてたけど、8位に入れてまた一歩成長できた」

 手応えを感じる一方で、満足はしていない。優勝したヤニ・ツェンは同じ89年生まれで、ジュニア時代から競い合ってきた相手。遠のくライバルの背中に「その差は開いている。このままじゃいけない。彼女に近づくために、強い気持ちでやるしかない」と危機感を抱いた。「私もいつかメジャーを勝てると思うし、今年中に米国で1勝できると思う」と前を向き、次なるメジャーの全米女子オープン(7月7日開幕、コロラド州ブロードモアGC)を迎える。

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2011年6月28日のニュース