100キロ超級の上川 故障から順調に回復

[ 2011年6月8日 19:25 ]

 柔道の世界選手権(8月・パリ)日本男子代表が8日、奈良県天理市の天理大で強化合宿を公開し、左ふくらはぎ肉離れで調整が遅れていた100キロ超級の上川大樹(明大)が順調な回復ぶりをアピールした。

 上川は4月中旬に今回と同じ天理大での合宿で負傷。初戦敗退した全日本選手権で悪化させ、5月のグランドスラム・モスクワ大会を欠場した。この日は力のこもった乱取りをこなし「八十パーセントくらい戻った。この合宿では最後までやり切った達成感を感じたい」と意欲的。昨年の世界選手権無差別級王者は今大会の目標を「もちろん優勝です」と言い切った。

 日本男子の篠原信一監督はホープの復調ぶりに「目の色が変わってきた」と手応えを感じた様子。8日は全日本柔道連盟の上村春樹会長が激励に訪れ、100キロ超級の鈴木桂治(国士舘大教)や100キロ級の穴井隆将(天理大職)らが激しい稽古を披露した。6日から始まった合宿は11日で終了する。

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