松山 帰仙してびっくり「あらためて感謝したい」

[ 2011年4月15日 16:07 ]

 男子ゴルフのマスターズ・トーナメントで日本人初のベストアマチュアとなった松山英樹(19)が15日、仙台市に戻った。在籍する東北福祉大での記者会見で「少しでもできることを手伝いたい」と話し、東日本大震災の被災者を支援するボランティア活動に意欲を見せた。

 16日は、ゴルフ部の支援者から提供された1リットルパック1000本の牛乳を宮城県東松島市や南三陸町などの避難所に配る。その後は個人練習と並行しながら、がれきの撤去などをする予定という。

 飛行機で仙台入りし、再開した仙台空港でまったく違う光景を目にした。「がれきの山にびっくりした。そういう中で大会に出させてもらい、あらためて感謝したい」と神妙な口調になり「一緒に頑張りましょう! 東北」と書いたマスターズのペナントを掲げた。

 多くの激励があって出場を決め、好成績を挙げたマスターズでの経験を、被災者にも伝えたいと考える。「またあの舞台に立ちたいと強く思うし、いつになるかは分からないけど(優勝者に贈られる)グリーンジャケットに袖を通したい」と目標を語った。

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2011年4月15日のニュース