“お疲れ”遼くん「足グラグラ」５差３４位

１番、いきなりバーディーを奪い、観衆の声援に応える石川

東建ホームメイトカップ第１日

（4月14日 三重・東建多度カントリークラブ名古屋＝７０８１ヤード、パー７１）
　ホールを重ねるごとに疲労が出た。石川は前半を２アンダーで折り返したが、後半は切れが鈍った。２カ月に及んだ米国遠征から帰国した２日後のプレー。「後半は足がグラグラしている感じで修正できなかった。体調の問題なので…」。勢いに乗れず１つスコアを落とした。

　それでも首位と５打差の１アンダー。１番ではラフからの残り１６９ヤードの第２打を６Ｉで２メートルにつけてバーディー発進し、マスターズ同様のショットの切れを披露した。３つのパー５で２バーディーを奪うなど「ゴルフ全体は落ち着いていた。悪くない」と内容には手応えをつかんでいる。

　入場料の全額が東日本大震災の義援金となる今大会。ラウンド後は募金箱を持ち、ギャラリーに支援を呼び掛けた。その後の２時間の練習では、父・勝美さんから「きょうは置きに行っていた」という指摘を受け、思い切りの良さに重点を置いて振り込んだ。その結果、「ベストは終わった後の練習」といいイメージは出来上がった。上位浮上を目指し、２日目は積極的に仕掛けていく。