男子は床、跳馬重視…世界体操選考で“新基準”

[ 2011年2月9日 18:05 ]

 日本体操協会は9日、来年のロンドン五輪出場権獲得が懸かる世界選手権(10月・東京)の代表選考方法に、男子代表6人のうち1人は種目別の床運動と跳馬を合わせた成績最上位者を選ぶ新基準を発表した。残る5人は従来通り、個人総合の成績上位3人などから選出する。選考対象の大会は、女子とともに4月の全日本選手権と6月のNHK杯。

 昨年の世界選手権の選考では日本が苦手なあん馬を重視したが、今回はライバルの中国が比較的弱いとされる床運動と跳馬で高得点を稼ぐことを狙った。立花泰則男子強化本部長は「あん馬は克服できた。次は長所を伸ばしてロンドンにつなげたい」と述べた。

 女子は2大会の個人総合の上位8人など最大10人を代表候補とし、世界選手権直前に6人に絞り込む。

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2011年2月9日のニュース