慎重に言葉選んだ白鵬「無気力相撲と八百長は違う」

[ 2011年2月9日 17:19 ]

大相撲の八百長問題について記者会見する横綱白鵬

 深刻さを増す大相撲の八百長問題に初めて口を開いた横綱白鵬は、慎重に言葉を選びながら話した。

  ×  ×  ×  

 ―一連の不祥事に。

 「全国の皆さま、相撲を愛する皆さまに、力士代表として心からおわびしたい。また皆さまの前で、元気な姿でいい相撲を取れるよう頑張る」

 ―春場所の中止に。

 「一言で言えば残念。大関時代に経験しているが、一つの場所を休むということはどれだけ大変なのかを知っている。心に大きな穴が開いた」

 ―7連覇も持ち越し。

 「(心境を)言葉で言うのは難しい。まずはゆっくり考え、心を整理しながらやっていく。難しいが、これを乗り切らないといけない」

 ―八百長や無気力相撲が取り沙汰されている。

 「無気力相撲と八百長を一緒にしてはいけない。体調不良の日もある。(関与した)力士自身の問題でもある。何とも言えない」

 ―八百長行為には。

 「一生懸命やっている力士に失礼。これから入ってくる力士もたくさんいるのだから」

 ―自身の八百長関与や他に見聞きしたことは。

 「ないということしか言えないじゃないですか」

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