“アジア制覇”の佳菜子 次は世界一に照準

[ 2011年2月9日 06:00 ]

成田空港に帰国し、冬季アジア大会で獲得した金メダルを披露する村上佳菜子

 カザフスタンで開催されていた冬季アジア大会のフィギュアスケート女子で金メダルを獲得した村上佳菜子(16=中京大中京高)が8日、帰国した。初の世界選手権(来月21日開幕、東京)に向け「フリーでノーミスだったので弾みがついた」と手応えをアピール。さらに、本番までにあと2試合に出場する“ハード日程”で、世界一を狙うことを明言した。

 シニアデビューとなった今季は、5カ月間ですでに8戦を消化。トップスケーターは多くてもシーズン7戦程度の現在、その試合数は群を抜く。それでも「試合のたびに良くなっているので、世界選手権ではSPもフリーもノーミスでできるようにしたい」という16歳にとって、日程に問題はない。「疲れはあります」と苦笑いしながら、5日後の中部日本選手権に「出るつもりですよ」と平然と言い切った。

 さらに、来月11日に開幕する愛知県知事杯争奪の愛知県選手権にも、本番直前の調整として出場予定。“叩き上げ”で臨む本番に「アジア一というのは意識しなかったけど、世界一にはなれればなりたい」と目を輝かせた。

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2011年2月9日のニュース