白鵬が5度目の20連勝「うまく足が出てくれた」

[ 2011年1月15日 19:31 ]

大相撲初場所7日目


両国国技館)
 白鵬は栃煌山のはたきにやや揺らいだが素早く立て直し、難なく寄り切った。全勝を守り「滑ったような感覚はあったけど、うまく足が出てくれた。体が動いている」と、息をついた。

 これで九州場所3日目から、自身5度目の20連勝。双葉山の4度を抜き、昭和以降4位の多さとなった。ただ、九州場所2日目に連勝が63で止められ「勝ってたら84(連勝)。そういうことにしましょう」と、冗談交じりに未練をのぞかせた。

 72年前の1月15日は双葉山の連勝が69で止まった日。「そっか。まあ、勝てて良かった」と、さほど意識していなかった。

 ≪10度目の対戦も…≫白鵬に挑んだ栃煌山だったが、今回も壁は破れなかった。これで10戦全敗。それでも本人は手応えを感じたようで「当たりは悪くなかった」と話した。
 立ち合いで押し込めず、逆転を狙ったはたきも通じなかった。「当たって脇を締めてという流れでいった。もうちょっとですね」と振り返った。
 この日で横綱、大関戦を終え、2大関を破りながら2勝5敗の成績。「あと2、3番は勝てた。あと少しのところで負けるのが甘いところ」と伏し目がちに語った。

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2011年1月15日のニュース