社会貢献を評価　有森さんに「女性スポーツ賞」

　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が女性のスポーツ参加などに貢献した関係者や組織に毎年贈る「女性スポーツ賞」に、アジアからは女子マラソンの五輪２大会連続メダリスト、有森裕子さん（４３）が選ばれたことが２２日、分かった。２３日にスイスのローザンヌにあるＩＯＣ本部で表彰される。

　有森さんは１９９２年バルセロナ五輪で銀メダル、９６年アトランタ五輪で銅メダルを獲得。引退後は特定非営利活動法人「ハート・オブ・ゴールド」を設立し、カンボジアでのハーフマラソンを通じて地雷の犠牲となった子どもたちのスポーツ参加を支援するなど、国際的な社会活動が評価された。

　ＩＯＣは「世界女性スポーツ賞」を１人に贈り、五大陸で１人ずつスポーツ賞受賞者を選出する。（共同）