開催決まらぬ中…名古屋場所会場に「御免札」

[ 2010年6月23日 12:21 ]

大相撲名古屋場所を前に立てられた御免札。左から3人目が二所ノ関親方

 賭博問題で揺れる中、7月11日に初日を迎える大相撲名古屋場所を前に御免札が23日、会場となる愛知県体育館の入り口に立てられた。

 御免札は「蒙御免」(ごめんこうむる)と墨で書かれた高さ約4メートルの木札。本来は場所の開催を告げるものだが、開催の可否は7月4日の臨時理事会で決まる予定。

 日本相撲協会は名古屋場所を開く方向で準備を進めている。雨の中、作業を行った名古屋場所担当部長の二所ノ関親方(元関脇金剛)は「複雑な心境はあるが、われわれは開催できることを信じて準備するだけ」と話した。

 また、昨年の名古屋場所で暴力団幹部らが特別席で観戦していた問題を受け、二所ノ関親方は「(会場の)入り口に監視カメラをつけるとか、場内放送でアナウンスする」と対策を明らかにした。

続きを表示

2010年6月23日のニュース