錦織 日本男子37年ぶりセンターコートも王者に完敗

[ 2010年6月23日 06:00 ]

シングルス1回戦でナダルと対戦した錦織

 ウィンブルドン選手権第2日は22日、英ロンドン・オールイングランドクラブで行われ、男子シングルス1回戦で、世界ランク189位の錦織圭(20)は同1位で第2シードのラファエル・ナダル(24)に2―6、4―6、4―6で完敗した。初出場の添田豪(25)もマルティン・フィッシャー(23)にストレート負けし、34年ぶりに2人出場した日本男子は姿を消した。女子シングルス1回戦では2連覇を狙うセリーナ・ウィリアムズ(28)が順当勝ちした。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で2年ぶりに出場した錦織は73年の坂井利郎氏(3回戦ナスターゼ戦)以来37年ぶりに日本男子でセンターコートに立った。しかし、世界1位の壁は厚かった。「自分からどれだけ攻められるかが鍵になる」と多彩なショットで積極的に攻めていったが、ナダルの強烈で深いフォアのショットに圧倒された。第3セットの第6ゲームをブレークしたが、健闘も及ばなかった。

 ◆添田豪 第1セットを落とし、第2セットから勢いに押されてしまった。チャンスはあると思ったが、勝つにはまだ実力と経験が足りなかった。(初出場でストレート負け)

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2010年6月23日のニュース