豊ノ島も野球賭博…週刊新潮が報じる

[ 2010年6月17日 06:00 ]

豊ノ島が所属する時津風部屋には多くの報道陣が集まった

 17日発売の週刊新潮が、幕内・豊ノ島(時津風部屋)が暴力団を胴元とする野球賭博にかかわっていると報じることが分かった。豊ノ島は「協会に任せているので、自分からは何も言えません」と、野球賭博疑惑について否定も肯定もしなかった。師匠の時津風親方も「すべて協会にお任せしている。何も話すことはできません」と話した。

 日本相撲協会の生活指導部の陸奥部長(元大関・霧島)は、17日にこの日立ち上げた調査チームが豊ノ島とあらためて記事に登場した大嶽親方(元関脇・貴闘力)から事情聴取することを明言。ただ、14日に締め切られた全協会員への賭博に関するアンケートで野球賭博への関与を認めた29人の中に豊ノ島が入っているかどうかについては「それは言えない」とした。

 ≪豊ノ島の父「事実なら一喝しなければ」≫高知県宿毛市で豆腐店「梶原食品」を営む豊ノ島の父・一臣さんは、週刊新潮の報道を受けて本紙の電話取材に答えた。「まだ記事も見ていないし、私は分からない」としながらも、「もし事実であれば許し難いこと。一喝しなければならない」と心配している様子。16日の時点では豊ノ島本人に電話をしても、全く連絡がつながらない状態だという。

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2010年6月17日のニュース