兄妹で奮起、そろって代表に笑顔

[ 2010年6月13日 20:27 ]

体操の世界選手権日本代表に兄妹で内定した田中和仁と田中理恵

 【体操NHK杯】史上初の兄妹代表を決めた田中和仁と理恵が、笑顔でがっちり握手を交わした。昨年は兄と同じ舞台に立てなかった妹は「去年の失敗が頭をよぎったが、ここで怖がっても駄目だと思った。これで自信になる」と胸を張った。

 個人総合で3位以内が厳しくなった和仁は、種目別ポイントでの代表入りを狙った。先に競技を終えた妹の結果を知り「平行棒で意地でもポイントを取ろうと思った」と奮起。昨年の世界選手権で銅メダルを獲得した得意種目で、ただ一人16点台をたたき出し、2大会連続の切符につなげた。

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2010年6月13日のニュース