内村、鶴見がV2で代表 田中和仁、理恵は兄妹初

[ 2010年6月13日 19:10 ]

 体操の世界選手権(10月・オランダ)代表最終選考会を兼ねたNHK杯最終日は13日、東京・国立代々木競技場で個人総合の2回目を行い、男子は内村航平(日体大)が合計275・575点、女子は鶴見虹子(朝日生命ク)が合計173・775点でともに2連覇し、代表入りを決めた。

 男子2位の山室光史(日体大)と3位の植松鉱治(コナミ)、女子3位の新竹優子(羽衣国際大)、4位の田中理恵(日体大大学院)、6位の山岸舞(羽衣ク)も代表入り。女子2位の谷口佳乃(戸田市スポーツセンター)と5位の笹田夏実(大泉スワローク)はともに14歳のため、年齢制限で代表資格がなかった。
 種目別のポイントでは、男子が小林研也、中島立貴(ともにコナミ)と田中和仁(徳洲会)が選ばれ、理恵と初の兄妹代表が決まった。女子は女子最多の7大会連続となる大島杏子(朝日生命)が、小沢茂々子(戸田市協会)と代表入りした。

 ▼内村航平の話 昨日と同じようにミスなくできてよかった。世界選手権は昨年と違って団体があるので、チーム一丸で優勝できるように安定した演技で盛り上げたい。

 ▼山室光史の話 初めて世界選手権代表になれたし、(同い年の)内村と同じ代表で戦えるのはうれしい。目標は団体優勝。個人総合もどこまでいけるか楽しみ。

 ▼植松鉱治の話 最後の鉄棒は緊張して硬くなったけど、着地まで意識してできたのでよかった。世界選手権は得意の鉄棒でメダルを取りたい。

 ▼田中和仁の話 ぼくはがけっぷちだったが(妹の理恵とそろっての代表は)意識していた。左足首のけがを治し、団体で優勝できるように(得意の)平行棒などで貢献したい。

 ▼小林研也の話 代表に選ばれてうれしい。団体でみんなを盛り上げられるように演技したい。

 ▼中島立貴の話 予想もしていなかった。あん馬で代表に入れたようなもの。(世界選手権本番では)絶対落下しないように4カ月間練習したい。

 ▼鶴見虹子の話 満足のいく演技ができたけど、世界選手権は昨年よりも強い選手が出てくる。団体もあるので点数を上げられるように頑張りたい。

 ▼新竹優子の話 何とかまとめられたけど、世界選手権はもっといい演技をしないと駄目。昨年悔しい思いをしたのでリベンジしたい。

 ▼田中理恵の話 昨年は(NHK杯最終日で崩れて)悔しい思いをしたので(兄妹)2人で代表に決まってよかった。世界選手権ではもっと安定した演技をしたい。

 ▼大島杏子の話 (前日)大きな失敗をしてあきらめかけていたので(7度目の)代表に入れてホッとした。チームに迷惑をかけないように、責任を持って演技をしたい。

 ▼山岸舞の話 代表に入れて自信になった。(3年)前に代表に選ばれて、試合に出ることができなかったのでリベンジしたい。

 ▼小沢茂々子の話 (右ひざ骨折で)跳馬以外は棄権したので種目別で代表に入れてうれしい。けがを治して、世界選手権は跳馬で頑張りたい。

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2010年6月13日のニュース