賞金王争い！勇太は闘争モードだ「６９」

体中に痛みを抱えつつ池田勇太は１０番ティーショットを放つ

　【カシオ・ワールドオープン第１日】右手痛に加えて腰、背中にも痛みがある。池田勇太は「座ると、立つ時に（左腰が）痛くなるから」と、記者会見はいすの背もたれに体をあずけるようにして質問に答えた。連日、２度にわたって風呂に入り、マッサージや電気治療などケアは欠かせない。それでも、８ラウンドぶりの６０台の好スコアに表情は明るかった。

【第１R成績
】

　インから出て１７番でバーディーを奪うと、１８番パー５ではティーショットを出場１０２人中最長の３０６ヤードも飛ばした。３Ｕで２オンすると、４メートルを沈めてイーグル。「１８番で流れが変わった。この体では上出来でしょ」と４打差１６位発進を納得顔で振り返った。石川が優勝して、池田が単独７位以下だと賞金王を奪われてしまう。「ほかを気にするより自分のことでいっぱいいっぱい」と話したが、もちろんキングの座を簡単に獲らせるつもりはない。