短いパットが…日本は4位に後退

[ 2009年11月27日 18:21 ]

 男子ゴルフの国・地域別対抗戦、オメガ・ワールドカップ(W杯)は27日、中国・深センのミッションヒルズGCオラサバル・コース(7251ヤード、パー72)で第2ラウンドを行い、首位と4打差の3位でスタートした今田竜二、藤田寛之の日本は71で回り、通算11アンダー、133で7打差の4位に後退した。この日は1個のボールを2人が交互に打つフォアサムで、2番をボギーとした日本は5、6番の連続バーディーで盛り返した。しかし、短いパットに苦しんで流れをうまくつかめず、後半は3バーディー、3ボギーとスコアを伸ばせなかった。初日トップのアイルランドが、通算18アンダーの126で首位を守り、3打差の2位に前年優勝のスウェーデン、さらに1打差でイタリアがつけた。

 2人の口から真っ先に出たのは、ため息だった。短いパットがカップに嫌われた。藤田が「これ以上悪い流れはないでしょう」と話したように、いら立ちが募る展開。1アンダー、71のスコアにも、笑顔はなかった。
 5、6番と続いたバーディーで波に乗りたかった。だが、このあとの3ホールはパットが決まらず、いずれもパー。後半に入っても、12番で藤田が1メートル、14番では今田が1・5メートルのパーパットを外すなど、最後の詰めに苦しんだ。「心の中では絶対入れるぞと思っていたが…」と藤田。今田も「パットで流れが全然違ってくる」と漏らした。
 第3ラウンドは初日に10アンダーを出したフォアボール。4位に後退したが、今田は「心を切り替えて、バーディーを狙っていく」と首位戦線への浮上を誓った。(共同)

続きを表示

2009年11月27日のニュース