朝青龍　連敗に元気なく「駄目だったわ」

　【大相撲九州場所】前日の初黒星で緊張の糸が切れてしまったのか。まさかの連敗。朝青龍は全く見せ場がないまま、琴光喜に屈した。

　腰高の立ち合いから、あっけなく土俵を割り「ちょっと面白い相撲を見せようと思ったけど、駄目だったわ」とつぶやく。風邪の影響でかすれた声が弱々しい。
　また１２日目の日馬富士戦で右肩を負傷。テーピングを分厚く巻いて土俵に上がり、場所を後にする際は患部に氷を当てた。「言い訳はしたくないけど、相撲になってない」と何度も首を振る。自らが４年前に樹立した年間最多勝記録に白鵬が並んだことに「それはすごいんじゃないですか」と言うのがやっとだった。