許せない!コーチのしっ責で目覚めた諸見里

[ 2009年11月27日 17:14 ]

 【リコーカップ】第1ラウンドで12位と出遅れた諸見里が69とスコアを伸ばし、賞金女王争いのライバル横峯を視界にとらえた。

 初日の1番でボギーの原因となった第2打を、江連コーチから「この大事なときに何も考えず、ただ打っているだけのショットは許せない」と厳しくしかられたという。
 その効果もあって、この日は一打一打への集中力が違った。特に9、11、13番(いずれもパー5)でアプローチをぴたりとピンに寄せ、バーディーを奪った小技には「きょうは自信を持って打てた」と胸を張った。
 一方、横峯は「我慢の一日だった」と5バーディー、4ボギーと出入りの激しいプレーを反省した。前日好調だったパットが決まらなかったことがその原因だった。
 諸見里も横峯も優勝すれば女王の座に就ける。しかし、第三者が勝った場合は複雑だ。仮にこの日の順位が最終成績だとすれば、約45万円差で、横峯が逆転女王となる。
 優勝を目指しつつ、相手の順位も気になるはず。しかし、初日に続き第3日も同組でラウンドする2人は「相手より自分のプレーを」とそろって本音を押し殺したコメントを口にした。

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2009年11月27日のニュース