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横浜FC中村俊輔、トップ下でチーム浮上の“起爆剤”に

[ 2021年6月10日 12:40 ]

横浜FCの中村俊輔(YOKOHAMA FC提供)
Photo By 提供写真

 横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(42)が10日、オンライン取材に応じ、トップ下でチーム浮上の“起爆剤”になることを誓った。5月に左太腿裏を負傷。1カ月以上の戦線離脱を強いられたが、6月2日の川崎F戦で復帰を果たし、J1通算400試合出場を達成した。

 現在は横浜FCに入団して以来、初めて前線のポジションで起用されているようで、この日「調子はもともとの自分のプレーが出来ている感じです」と近況を報告。「フロンターレ戦も悪くなかったし、これからもっと(試合に)絡めていければなと思います」と明るい表情をのぞかせた。

 横浜FCには19年7月に加入。それ以来、主戦場はボランチだった。だが4月7日に途中就任した早川知伸監督(43)から「やっぱ俊輔は前の方で自由に動いて、そうやって違いを見せてくれた方が、オレらも見てて楽しい」などと言われたようで、トップ下に強いこだわりを持っている中村自身も「視界が開けたというか、メンタル的にも良い状態になっている。鳥かごから出してもらったという感じ」とかなり前向き。それだけに「違いが出せるプレーとか、そういうものを意識して、ゲームに絡みたい」と意欲はさらに増している様子だ。

 今月24日には43歳の誕生日を迎える。それでも「選手である以上は年齢は関係ない。結果がやっぱりすべてなんで」ときっぱりと話し、チームが最下位に沈む苦しい現状にも「こういう状況ですけど、前のポジションで使ってもらっているので、自分のプレーで打開したいというか、しなければいけないと思う。それができる自信もありますし、チームメートも良いプレーさせて、チームとして自信をつけていく。そういう雰囲気にしたい」と強い意気込みを見せた。

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2021年6月10日のニュース