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なでしこ岩渕 貫禄の2ゴール1アシストも東京五輪に向けては「もう1段階2段階レベルアップしないと」

[ 2021年6月10日 18:32 ]

国際親善試合   日本8-0ウクライナ ( 2021年6月10日    Eスタ )

<サッカー女子日本代表・ウクライナ代表>後半13分、この日自身2得点目となるゴールを決めた岩渕(右から2人目)は塩越(右)菅沢(左)らと喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は10日、国際親善試合でウクライナ代表と対戦。FW岩渕真奈(28=アーセナル)、代表初出場初スタメンとなったMF塩越柚歩(23=三菱重工浦和)の2ゴール1アシストなどで8-0と快勝した。

 岩渕は前半5分、塩越の代表初ゴールをアシスト。前線からのプレスで相手ボールを奪い、ペナルティーエリア内左から中央へと折り返すと、FW菅沢優衣香(30=三菱重工浦和)がスルー。中央の塩越が右足でゴール右へと蹴り込んだ。30分には自ら追加点を決めた。右サイドからのMF中島依美(30=INAC神戸)のクロスをゴール前中央で右足ボレーで豪快に叩き込んだ。4-0で迎えた後半13分にも加点。塩越が長谷川の左サイドからのクロスのこぼれ球を拾い相手をかわして中央へと折り返し、岩渕が右足でゴール右へと流し込み、代表通算33得点目を挙げた。

 岩渕は2ゴールに対し「1点目も2点目も、合わせるだけだったので、うまく決めることができて良かったです」と声を弾ませた。攻守にわたりチームを引っ張っていたと言われると、「2点取れたことは結果的に良かったですけど、もう1段階2段階レベルアップしないと東京五輪では厳しいと思うので、そこは全員で高い意識を持って継続してやりたいなと思います」と厳しい自己採点。チームについても「きょうの内容は点はたくさん取れましたけど、もう少し細かい部分をたぶんみんなで詰めないと厳しいので、しっかり意識を持ってやりたいなと思います」と繰り返した。

 今回の招集では11年W杯優勝メンバーのDF鮫島彩(33=大宮)が選外となり、10年前の栄冠を知るのは岩渕と主将のDF熊谷紗希(30=Bミュンヘン)の2人のみとなった。チームを先頭に立ち引っ張っていく意識は強い。

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2021年6月10日のニュース