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C大阪・大久保 こけら落としヨドコウ1号V弾 “宣伝部長”だ「良い試合してVIPルーム完売させたい」

[ 2021年6月10日 05:30 ]

天皇杯 2回戦   C大阪2-0鳥取 ( 2021年6月9日    ヨドコウ )

<C大阪・鳥取> 前半、先制点を決め笑顔で松田とハイタッチするC大阪・大久保(右)(撮影・後藤 大輝)
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 各地で2回戦が行われ、C大阪は2―0でJ3鳥取に勝利した。新本拠地「ヨドコウ桜スタジアム」のこけら落としとなった一戦で、前半5分に元日本代表FW大久保嘉人(39)が決勝点をマーク。新スタジアム1号、そして自らの誕生日も祝うゴールで白星発進に貢献した。

 またしても大久保が千両役者ぶりを発揮した。開始早々の前半5分、左サイドのMF清武から柔らかいクロスが送られると、ファーサイドで反応。頭で合わせたシュートをゴール左に流し込み、あっさりと均衡を破った。

 「ヨドコウ初戦で負けるわけにはいかないと思っていた。天皇杯の初戦とかは、早い時間に点を取らないとズルズルいく。早めに取れて気持ち的には楽になった」

 初使用となったヨドコウの1号弾。歴史に名前を残すとともに、自らの39歳の誕生日も祝った。15年ぶりにC大阪へと復帰した今季。リーグ戦で開幕弾を決めたストライカーが、3月13日のリーグ横浜FC戦以来となる一発を決め、再び存在感を示した。

 “宣伝部長”としても役割を果たした。新たな本拠の目玉の一つが、食事とお酒を楽しみながら試合を観戦できる「スカイボックス」と「VIPルーム」。一室の販売価格は年間契約1200万円で、全15部屋中、残り3部屋がまだ売れていないことなどを把握していたのが背番号20。「俺たちが良い試合をして完売させたい」。無観客だったものの、クラブの営業活動にも一役買った。

 「勝つことは非常に大事。ACLに向かう前の公式戦に勝てたことで、自信を取り戻せたと思う。良い形でACLに行ける」

 5月は公式戦で一度も白星がなかったC大阪。他会場では波乱も起きた中、しっかりと2―0で勝ちきった。次の舞台は、24日に1次リーグ初戦を迎えるACL。「自信」を胸に、16日間で6試合を戦うタイへと向かう。

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2021年6月10日のニュース