×

なでしこ高倉監督 五輪代表候補に発破「燃える思いをグラウンド上で」

[ 2021年5月11日 13:21 ]

なでしこジャパンの高倉監督
Photo By スポニチ

 東京五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の高倉麻子監督(53)が11日、この日からスタートする7日間の候補合宿(福島県・Jヴィレッジ)を前にオンラインで取材対応した。今合宿では国内組のみの23人を招集。本番前最後の“選考合宿”でもあり、指揮官は「選手の燃える思いをグラウンド上で発揮してもらうのを楽しみに、私自身も選手がそういう状況に変わっていくようにいいトレーニングがしたい」と発破をかけた。

 4月の国際親善試合2試合ではFW岩渕真奈(28=アストンビラ)、MF長谷川唯(24=ACミラン)ら海外組6人を招集。チーム事情で選外となった絶対的主将のDF熊谷紗希(30=リヨン)に、今回の国内組23人を加えた計30人の中から争うこととなる。指揮官は「(WEリーグなどで)急激にパフォーマンスが上がってきた場合は、メンバー決定前に呼ぶ可能性は0ではない」とした上で「根本的にはこのメンバー(23人)と海外組と考えている」と明かした。

 東京五輪の登録は「18」。いずれも、チームの核となる海外組7人の選出は濃厚で、すなわち今合宿の23人で残り11枠を争うことになる。本番は過密日程となるだけに、これまでも複数ポジションができる選手の有効性を語ってきた高倉監督は「チームのやり方を理解し、グラウンド上で表現できるかが大事。そこを見ながら最終的に絞り込んでいきたい」。最後のアピール合戦がスタートする。

続きを表示

2021年5月11日のニュース