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城彰二氏 前線の4人が見事な連係 大迫頼みから脱却、新しい形ができた

[ 2021年3月26日 05:30 ]

国際親善試合   日本3-0韓国 ( 2021年3月25日    日産ス )

<日本・韓国>勝利を喜ぶイレブン
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 【城彰二 視点】FW大迫ら前線の4人がどういう連係を見せるか注目していたが、新しい形ができたことは大きな収穫だった。大迫の1トップの後ろにMFが3人並び、鎌田を中央に、南野を左に配置したことで新しい形ができた。これまでは大迫ひとりがポストプレーをしていた。新たに鎌田が縦関係で動いてポストプレーもして大迫と入れ替わる形をつくり、変化をつけていた。鎌田もボールコントロールがうまいので、相手はマークしにくくなる。日本代表としても大迫頼みから脱却できる。全体的に日本の攻撃陣がフリーになる場面が増えたのはその効果だろう。

 初出場やしばらく国際試合に出場していない選手も多い中、代表の活動がほとんどできていなかったことを考えれば十分に合格点。ここからW杯へ向けて戦っていくが、既存の選手に新戦力が加わり、さらに五輪後に五輪組も合流して競争はどんどん激しくなっていく。いいスタートが切れたと思う。(元日本代表FW)

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2021年3月26日のニュース