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今野、歴代最年長W杯へ 本大会35歳メンバー入りアピールだ

[ 2017年12月7日 05:30 ]

練習で笑顔を見せる今野(中央)
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 E―1選手権(旧東アジア杯)に臨む国内組の日本代表が6日、東京都内で非公開練習を実施した。前日の紅白戦で主力組に入ったMF今野泰幸(34=G大阪)は、初戦の北朝鮮戦(9日、味スタ)で先発出場が有力。メンバー入りすれば日本代表史上最年長となる来年のロシアW杯に向け、与えられたタスクを果たしアピールに出る。

 約半年ぶりの代表でも、今野はいつもと変わらなかった。来年6月に迫ったW杯への思いを問われ、「あんまり考えていない。代表に戻ってきたというだけですね」とクールにコメント。11月の欧州遠征をどのような思いで見ていたかを聞かれても「応援っていう形。悪かったら外れるのが代表だし、外れたら外れたで応援しますよ」と淡々と答えた。

 無欲の姿勢を貫きながらも、3大会連続でのW杯出場となれば偉業となる。02年日韓大会に34歳で出場したのが中山雅史。10年南アフリカ大会で34歳だったのが楢崎正剛と川口能活で、14年ブラジル大会に34歳で挑んだのが遠藤保仁だった。来年のロシア大会の初戦コロンビア戦を35歳4カ月25日で迎える今野がW杯メンバー23人に入れば、日本代表史上で歴代最年長となる。

 約2年ぶりの代表戦となった今年3月のW杯アジア最終予選UAE戦で1得点を挙げるなど、その能力と経験値は今大会のメンバーの中で群を抜いている。アンカーかダブルボランチの一角で先発が有力な北朝鮮戦。ピッチに立てば、国際Aマッチ出場数は本田圭佑の持つ日本歴代10位の91試合に並ぶ。

 「この大会は、監督の要求に応えられれば代表に残っていくと思う。アピール合戦ですよね」

 自分の仕事に徹し、若手に負けない存在感を放つ。

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2017年12月7日のニュース