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森保マジックで東京五輪に期待

広島をJ1リーグ3度の優勝に導いた森保一氏
Photo By スポニチ

 【大西純一の真相・深層】東京五輪のサッカー男子監督に前広島監督の森保一さんの就任が決まった。12月に始動し、2年半の戦いがスタートする。

 森保さんを初めて取材したのは、92年にオフトジャパンで初めて日本代表に選出された時だ。よく走る選手で、DFラインの前でワイパーのように動いて相手の攻撃の芽を摘み取り、中盤の守備の大切さを教えてくれた選手だ。

 そして12年に広島の監督に就任し、いきなり2年連続日本一など4年間で3度日本一になった。その実績だけでもすごいが、広島は毎年のように主力が他チームへ引き抜かれて行く。西川、森脇、高萩、ドウグラス、浅野らが移籍したが、その中で勝ったのだからすごい。

 森保さんは広島で、控え組の選手の育成に力を入れたという。控え組だけ週に2、3度2部練習。「うちで出られなくても、よそでレギュラーになれるように頑張れ」と鍛えた。おかげで試合前日などに対戦相手を想定して行われる紅白戦で、控え組とレギュラー組の差がなく、いい調整ができたことが広島の強さの秘訣だった。

 チーム事情で主力選手が次々と抜ければ文句のひとつも言いたくなるところだが、森保さんはいる選手を鍛えて戦った。まさに代表監督向きだ。それどころか広島の新スタジアム建設にも関心を持ち、広島愛も持っている。

 24年前の93年10月28日、日本代表の一員として、ドーハで世界のとびらの一歩手前まで行きながら悔しさをかみしめたことも大きなエネルギーになっている。

 元Jリーガーで、日本代表として五輪やW杯予選を戦った経験があり、監督としても実績がある人が、U―23とはいえ日本代表を率いるのは森保さんが初めてだ。経験と実績があるだけに、新しい時代を予感させる。森保さんが東京五輪で新しい世界のとびらを開いてくれるはずだ。

 ◆大西 純一(おおにし・じゅんいち)1957年、東京都生まれ。中学1年からサッカーを始める。81年にスポニチに入社し、サッカー担当、プロ野球担当を経て、91年から再びサッカー担当。Jリーグ開幕、ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜、W杯フランス大会、バルセロナ五輪などを取材。

[ 2017年10月29日 10:00 ]

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