新潟　鳥栖に１−０勝利　今試合終了時点での降格阻止も…

明治安田生命Ｊ１リーグ第３１節   新潟１―０鳥栖 （ 2017年10月29日    デンカＳ ）

＜新潟・鳥栖＞ゴールを決めた古泉（中）を祝福するホニ（左）と山崎
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　最下位の新潟は鳥栖に１−０で勝利。今試合終了時点での降格決定は免れた。それでも残留は極めて厳しく、午後４時試合開始予定の他会場の結果で運命が決定。「甲府が神戸に引き分け以上」「広島が浦和に勝利」「大宮がＣ大阪に勝利」のうち１つが成立した時点で、新潟のクラブ初となるＪ２降格が決まる。

　１４日のＧ大阪戦（吹田Ｓ）で５月２０日の札幌戦（デンカＳ）以来１７試合ぶりとなる今季３勝目をマークして降格決定を阻止。２１日の前節・磐田戦は勝利目前の後半ロスタイムに追いつかれて２０１５年７月以来２年３カ月ぶりの２連勝はならなかったものの、何とか降格決定を阻止していた。

　引き分け以下で降格が決まる厳しい状況だけに、立ち上がりから積極的に攻め込んだ。前半２５分にＦＫの好機からＭＦホニが、同３８分にはＭＦ加藤が強烈なシュートを放つなど何度も決定機を迎えるが、相手の堅守に阻まれ０−０で折り返し。それでも、後半１０分、右ＣＫの流れから、ペナルティエリア手前へ出たボールにＤＦ小泉が反応。右足を振り抜いて均衡を破ると、終盤は相手の猛攻をしのぎリードを守り切った。

　勝利を決め、安どの表情を見せた呂比須監督。「選手の気持ちが入った素晴らしいゲーム。選手のおかげ。ベストを尽くせば結果はついてくる」と試合を振り返ったが、それでも、勝ち点１９で最下位は変わらず、得失点差はマイナス３５（２３得点、５８失点）という厳しい内容。逆転は難しい状況だ。