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東京五輪代表監督に森保氏最有力 技術委一本化、広島での手腕評価

[ 2017年9月24日 05:30 ]

前広島監督の森保一氏
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 前広島監督の森保一氏(49)が20年東京五輪の日本代表監督の最有力候補となったことが23日、分かった。複数の関係者によれば既に協会幹部、技術委員らが接触済み。森保氏も東京五輪監督の正式オファーを受ければ就任に前向きという。日本協会では26日の技術委員会を経て正式オファー。早ければ10月の日本協会理事会で正式決定となる。

 森保氏は現役時代、日本代表の守備的MFとして活躍。広島の監督としても3度、J1優勝に導き若くして名将の地位を築いた。今年7月、成績不振を理由に退任となったが、育成手腕をはじめ指揮官としての評価は高く、FC東京も来季新監督の第1候補にリストアップしていた。

 関係者によれば技術委員会では早くから森保氏を最有力候補に挙げたが、一方で日本協会の田嶋会長はじめ、幹部には今季限りでG大阪の監督を退任する長谷川健太氏(51)を推す声も多く、既に複数の日本協会幹部が長谷川氏とも接触したという。前日22日に西野技術委員長らが日本協会内でも議論を重ね、森保氏で固まったもようだ。

 原則として23歳以下で行われる東京五輪に向けた強化は年内にも始動。来年1月のU―23アジア選手権(中国)に日本は東京世代のU―21代表を送り込む方針となっている。

 ◆森保 一(もりやす・はじめ)1968年(昭43)8月23日生まれ、長崎市出身の49歳。長崎日大高から87年に広島の前身マツダに加入。02年に仙台に完全移籍し、03年シーズン終了後に現役引退した。守備的MFとして日本代表で国際Aマッチ35試合1得点。広島、新潟でコーチを務め、12年に広島の監督に就任。12、13年とJ1連覇を達成し、15年も優勝。今季は低迷し7月に退任した。

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2017年9月24日のニュース