中島２戦連発！強豪ポルトから敵地で奪った「自信につながる」

ポルトガルリーグ・第７節   ポルティモネンセ２―５ポルト （ 2017年9月22日 ）

＜ポルティモネンセ・ポルト＞強豪ポルトからゴールを奪い、チームメイトと喜ぶ中島（上）
Photo By ゲッティ＝共同

　８月にＪ１ＦＣ東京から期限付き移籍でポルトガル１部ポルティモネンセに加入したＭＦ中島翔哉（２３）が、２試合連続ゴールを決めた。２２日、欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）優勝の実績もある強豪ポルトから敵地でゴールを奪い、リーグデビューから３試合で３得点。「自信にはつながる。アピールというよりはチームのために得点したい」と充実感をにじませた。

　ポルト戦は０―３の前半３６分、右からパスを受けると鋭い切り返しで１人抜いて中へ切れ込んだ。右足アウトサイドで回転を掛け、元スペイン代表ＧＫカシージャスが伸ばした手を回り込んで左隅に決まる圧巻のゴール。「自然に体が動いてシュートも落ち着いて打てた」と胸を張った。

　８日に昨季覇者ベンフィカとのアウェー戦でデビューし、２戦目のフェイレンセ戦で２得点。首位を走るポルトからも得点し一躍、リーグ屈指の注目株になった。ポルトガル情報サイトのマイス・フチボルは「恐れを知らないプレーぶり。ドリブルは力強く、休むことなく走り回る」と評すれば、スペイン紙アスは「守備陣を切り裂いたゴールで、卓越した能力を示した」と伝えた。昨年のリオデジャネイロ五輪で日本の主軸を担ったアタッカーはＡ代表入りに向けても結果にこだわる。「仲間に技術のある選手が多く、パスも来る。それをいかにゴールにつなげられるかだと思う」とさらなる飛躍を期した。