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ハリル監督「とある方々にとっては残念かもしれないが、私はここで仕事を続けます」

[ 2017年9月1日 19:32 ]

日本代表のハリルホジッチ監督
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 18年W杯ロシア大会出場決定から一夜明けた1日、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、日本協会の田嶋幸三会長(59)とともにさいたま市内で会見した。

 W杯アジア最終予選は黒星スタート。さまざまな批判もあった中で、6大会連続の本大会出場へと導いた。指揮官は「とある方々にとっては残念かもしれないが、私はここで仕事を続けます」と改めてW杯ロシア大会に向けて今後も日本代表を率いる覚悟を口にした。

 今後は10月に国内で2試合を予定。さらに「11月になれば海外に行くことができるかもしれない」と明かした。「W杯に向けて、高いレベルのチームと対戦したいと望んでいる。日本のレベルがどのレベルにあるのかを確認するために」と説明。「現時点の状況ではW杯で結果を残せない。でも8カ月後、それが変わっているかもしれない。重要なのはケガ人を多く出さないこと。日本のベストメンバーをW杯で使えれば」と先を見据えた。

 前日のオーストラリア戦後の公式会見では、家族に健康問題があったことを明かし質問を受け付けなかった。会見ではそのことをまず謝罪。「素晴らしいゲームの後に水を差すことをしたくなかった。難しい状況下、ほぼパニックになる状況があった」と説明し、選手にも伝えずにいたことを明かした。試合については「初めて(W杯予選で)オーストラリアに勝っただけでなく、W杯の出場を決めたということでも歴史的なゲームだった。戦術的にも、フィジカル的にも、クオリティも高いレベルのゲームだった」と称えた。

 会見中には「金銭的にも競技面でもより良い条件を提示されたこともあった」と他からのオファーがあったことも初告白。それを断った理由について「私は日本のサッカーを向上するために、全てを注ぎ込む。仕事をしている中でミスもあり、理想的に全てが進むわけではない。しかし、このチームでいい結果を残すためにここにいる」と熱弁した。

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2017年9月1日のニュース