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甲府、MF道渕は今季公式戦出場停止処分 「二度と過ちを犯さない」と反省

[ 2017年9月1日 13:13 ]

 J1の甲府は1日、7月に知人の女性を殴るなどした暴行容疑で逮捕され、8月31日に不起訴処分となったMF道渕諒平(23)に対し、今季の公式戦出場停止と減俸、社会貢献活動の実施などの処分を決定したことを発表した。

 処分内容は、今季の公式戦出場停止に加えて、選手としての活動停止3カ月(謹慎期間の8月も含む)、減俸20%(3カ月)、12月までの社会貢献活動の実施。社会貢献活動の内容は、社会福祉施設での福祉活動および公共施設等での清掃活動としている。クラブは道渕の行為は「プロサッカー選手として、また社会人としてあってはならないもの」としながらも、「刑事罰に問われない不起訴となったこと、被害者との間で示談が成立していること、本人が今回の事件を深く反省していることなども合わせ考え、今回の処分に至りました」としている。

 また、輿水順雄代表取締役社長、佐久間悟取締役副社長兼GM、今泉松栄取締役総務・経理本部長兼強化部長は減俸5%(1カ月)とする処分も発表した。

 道渕はクラブを通じてコメントを発表。「この度は私の全くもって許し難い行為によって、ヴァンフォーレ甲府に関わる全ての方々だけでなく、サッカー界全体に対しても、多大なご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。そして何よりも相手の方に対し、自分の行為により、大きなショックを与えてしまったことを本当に申し訳なく思っております。また、応援して下さっている皆様、今までの人生の中で関わり、支えて下さった皆様、全ての方々への申し訳ない思いで一杯です」と謝罪し、「この度のことは、社会人としてあるまじき行為であり、弁明の余地はなく、深く反省するばかりです。今後は全てのご批判を真摯に受け止め、二度と同様の過ちを犯さないことをお誓い致します」と反省の言葉をつづった。

 そして「自分自身取るべき責任、行動を果たしたのち、ヴァンフォーレ甲府の一員としてサッカー選手を続けていくことができるチャンスを頂いたクラブ、スポンサー、そしてサポーターの皆様に対し、感謝の気持ちが伝わるよう、謙虚にサッカーに取り組みたいと思います」と決意を記し、「改めまして、この度はご迷惑、ご心配をお掛けしまして、大変申し訳ございませんでした」と重ねての謝罪で締めくくった。

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2017年9月1日のニュース