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見合う?見合わない?ネイマール移籍金に賛否の声

[ 2017年8月3日 18:30 ]

移籍を表明したネイマール
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 バルセロナ(スペイン)のブラジル代表FWネイマール(25)が、パリ・サンジェルマン(フランス)に移籍することが濃厚となったことを受けて、バルセロナが満額の支払いを要求している史上最高の移籍金2億2200万ユーロ(約291億円)について賛否の声が上がった。

 リバプールのクロップ監督は2日、遠征先のドイツ・ミュンヘンで取材に応じ「このような大金を払えるのは、マンチェスター・シティー(イングランド)かパリSGだけ。みんな分かっている」と指摘した上で、クラブに健全経営を求めるためUEFAが11年に導入した制度「ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)」が機能していないと批判。「(ファイナンシャル・)フェアプレーは、このような事態にならないために作られたと思っていた。理解できないし、今後どうなるか分からない」と語った。

 一方で、昨夏にユベントス(イタリア)からフランス代表MFポール・ポグバ(24)を史上最高の移籍金1億500万ユーロ(当時約119億円)で獲得したマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のモウリーニョ監督は“擁護派”。英メディアの取材に「ポール(ポグバ)を獲得したときに、私は(移籍金は)高くはないと言った。高いというのは、能力がない選手に、そのレベル以上の金額を支払うことだ」という自身の定義を説明した上で「(ネイマールの移籍金)2億ポンドは高いとは思わない。ネイマールは世界最高の選手の1人。商業的にも魅力で、パリSGもそう考えている。問題はネイマールではなく、ネイマールが残す結果だと思う」とネイマールの能力、商業価値は移籍金に見合うとの考えを示した。

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2017年8月3日のニュース