セレッソ“鬼門突破”４発！ユアスタで１４年ぶりの１勝

明治安田生命Ｊ１第１６節   Ｃ大阪４―２仙台 （ 2017年6月25日    ユアスタ ）

仙台戦の後半、ゴールを決め喜ぶＣ大阪・山口（中央）
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　敵地の大歓声に何度も飲み込まれそうになりながら、Ｃ大阪が１４年ぶりに鬼門を突破した。前半１６分、ＭＦ清武のパスで抜け出した柿谷が豪快な左足シュートを決めて先制すると、４分後にはＭＦ山村が追加点。粘る仙台に２度も１点差に迫られながら、ＤＦ山下、ＭＦ山口の今季初得点もあり４―２と振り切った。

　防戦一方となる時間帯も長く「喜ばしい内容じゃなかった」と柿谷。だが、ユアスタでは０３年に１度だけ勝って以来、その後は５分け４敗だっただけに価値は大きい。試合前の宿舎ミーティングで尹晶煥（ユンジョンファン）監督が「（勝てない）意識を変えていこう」と言えば、主将の柿谷も「勝てる歴史を作っていけるように」と選手たちに語りかけた。思いが形となった。

　２試合ぶりの白星で首位柏と勝ち点２差の２位をキープした。「まだ１６節が終わっただけだし、足元を見つめながらやっていきたい」と語ったのは、現在チーム得点王の山村。昇格１年目ということを肝に銘じつつ、１試合１試合を戦っていく。