“競争効果”だ！柏　後半４３分にオリヴェイラ決勝弾で堅首

明治安田生命Ｊ１第１６節   柏２―１札幌 （ 2017年6月25日    柏 ）

＜柏・札幌＞後半、柏・ディエゴ・オリヴェイラが勝ち越しゴールを決め喜ぶ
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　目標を上方修正した柏が終盤の決勝弾で暫定首位を守った。前半４２分にクリスティアーノがＰＫを決めて先制。ゴール後にはこの日に第２子（男児）を授かった栗沢にささぐゆりかごパフォーマンスを披露した。後半１７分に直接ＦＫで失点したが、後半４３分に途中出場のディエゴ・オリヴェイラが左足でゴール。１２年までチームに在籍した日本代表ＤＦ酒井宏（マルセイユ）が視察する前で勝ち点３を手にした。

　クラブは今季目標を「勝ち点６０、３位以内」に設定していたが、１９日のミーティングで「勝ち点７０、優勝」に変更した。シーズン途中の目標の上方修正はＪ１復帰１年目で優勝した１１年以来。２２日には韓国代表ＭＦキム・ボギョンの獲得を発表し、本気度を示した。暫定首位に立つ状況での緊急補強に選手は発奮。試合ではキム・ボギョンと定位置を争うことになる武富、伊東らが得点に絡んだ。１０戦負けなしで迎える次節は７月２日、昨季王者・鹿島との大一番が待つ。下平監督は「目標を変えた最初の試合で勝ち点３を取れたのは大きい」と強調した。

　≪柏が先発の平均年齢最年少≫柏が１０試合連続不敗（この間９勝１分け）を継続し首位を守った。柏の先発は平均２４・１８歳で、この日のＪ１全１８チームで最年少だった。また、２位のＣ大阪は先発１１人が全て２０代で、これは同１８チームで唯一と若いチームが飛躍している。一方で３連敗の９位浦和は昨年も６月に３連敗を喫していて、ベンチ入り１８人中１０人が３０代で平均年齢は２９・１７歳（先発は２８・１８歳）。１７位に低迷する広島は先発の平均年齢が１８チーム中で唯一の３０代（３０・５５歳）。気温が上昇する季節となり、ベテランの多いチームが苦戦が目立つ。