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鹿島の中村 11カ月ぶりリーグ戦ゴールに渾身ガッツポーズ

[ 2017年6月4日 20:15 ]

明治安田生命J1第14節   鹿島3―1広島 ( 2017年6月4日    Eスタ )

 大岩剛新監督(44)の下、鹿島が広島を3―1で破った。

 勝利への口火を切ったのはMF中村充孝(26)だった。前半14分、MF土居聖真(25)がハーフライン付近からドリブルを開始。中村はゴール右でパスを受けると、右足を振り抜いた。リーグ戦の得点は、昨年7月17日の甲府戦以来約11カ月ぶり。ネットが揺れると渾身のガッツポーズを空に突き上げた。「見ている人に、“俺、熱いよ”って伝えるパフォーマンス」とその瞬間を笑顔で振り返った。

 チームは5月31日に石井正忠前監督(50)を解任。中村の今季はリーグ戦の出場はこれまで5試合にとどまっていたが、新指揮官から先発に抜てきされた。「1つのプレーで終わりじゃない。(パスを)出して動く、という動きを繰り返してほしい」と指示を受け、ピッチに立った。得点だけでなく、同30分にはワンツーでMFレアンドロ(24)の追加点もアシスト。スタートは2列目の左だったが、ピッチ内を自由に動き回り、攻撃を活性化した。リーグ3試合ぶりの勝利に貢献した。

 指揮官からは「うれしい」と得点を挙げたことについて喜ばれたが、自身はまだ、全ての内容には満足していない。「後半はボランチが2人も下がってしまい、前と後ろのラインがかなり遠かった。そこは気づかせられるようにもっともっと伝えないといけない」とした。計3点を奪った攻撃についても「アイディアを共有し合えるようになれば、もっと面白い、今までにない鹿島になる」と期待を寄せた。

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2017年6月4日のニュース