×

清水 また勝てず…ホーム15戦、公式戦8戦白星なし

[ 2017年5月15日 05:30 ]

明治安田生命J1第11節   清水1―1鳥栖 ( 2017年5月14日    アイスタ )

<清水・鳥栖>試合後、サポーターからのブーイングの中で頭を下げるFW鄭大世(右端)ら清水イレブン
Photo By スポニチ

 あと1分で勝ち点3をつかみ損ねた。清水は本拠で鳥栖と1―1のドロー。FWチアゴ・アウベス(24)が2戦連発の先制点を挙げたが、後半49分に追いつかれた。J1のホーム戦は15戦勝ちなし。サポーターは容赦なくブーイングを浴びせた。

 試合後、ベンチで力なく肩を落とした主将のFW鄭大世(33)は「いやあ…勝てないですね」とため息。「今日(14日)は僕のせいです。僕が決めていれば勝っていた。ハードワークした仲間に申し訳ない」と続けた。

 前半23分、鄭大世が相手DFに寄せられてこぼしたボールを、チアゴが強烈ミドルでネットを揺らした。イレブンは守備に走りながら追加点を狙いに行く。絶好の決定機は後半18分、鄭大世がゴール前でボールを奪って1対1。しかしシュートは相手GKの手にはじかれた。「あんなに時間があって、あれを外しちゃダメ。あと何センチか右なら…」

 その5分後、DF犬飼智也(24)が左膝を負傷して退場。小林伸二監督(56)は突破力のあるMF村田和哉(28)を投入する予定だったが、交代カードが限られたことでMF野津田岳人(22)を選択した。「攻撃ではなくキープを明確にして(ボールを)収めるガクを選んだ。その判断がどうだったのか悩むところです」と指揮官。終盤、前線に枚数をかけ何度も長いボールを入れる鳥栖に防戦一方となり、残り1分を守り切れなかった。

 最後に白星を挙げた4月8日のリーグ柏戦から8試合勝っていない。要因を問われた主将は「時間の問題。1勝すれば変わるし、その1勝にてこずっているだけ」と話した。浮上のきっかけをつかまなければ、目標の1桁順位は遠ざかるばかりだ。

続きを表示

2017年5月15日のニュース