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杉本2発!計4点に絡む活躍でセレッソが今季最多5発圧勝

[ 2017年5月15日 05:30 ]

明治安田生命J1第11節   C大阪5―2広島 ( 2017年5月14日    金鳥スタ )

<C大阪・広島>後半13分、C大阪・杉本(右から2人目)がゴールを決め、ベンチ前で喜ぶ
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 C大阪はホームで広島と対戦し、5―2で勝利した。前半29分に同点ゴールを決めたFW杉本健勇(24)が後半13分に約60メートルものドリブル突破から2ゴール目を奪い、1アシストなど計4ゴールに絡む活躍。J1では4年ぶりとなる5発圧勝に貢献し、6位に浮上した。G大阪はリーグ戦4試合ぶりのスタメンとなった元日本代表MF遠藤保仁(37)の活躍で2位に躍進した。

 今季最多、5発の中心に杉本がいた。1点差に迫られ、嫌な流れで迎えた後半13分だった。MF山村のパスをセンターサークル手前で受けた杉本がドリブルを開始する。スペースを見つけながら約60メートルもの距離を持ち上がり、最後は右足を一閃(いっせん)。再び広島を突き放す一撃をゴール左に流し込んだ。

 「(ドリブルは)前が空いていたんで“思い切って勝負しよう”と思った。DFも滑り込んで来てくれて、狙い通りになった」

 前半29分の同点弾に続く2得点目。これがC大阪のJ1通算850号となった。95年3月18日に“Vゴール男”こと山橋貴史が広島戦の延長戦で初ゴールを決めてから、22年。節目の数字を新たに刻んだ。

 今季、初めて心から喜べる2発となった。2得点を決めたG大阪戦、先制点を奪った甲府戦は引き分けに持ち込まれ「俺は勝ちたい」と悔しがった。「曜一朗くん(柿谷)から“お前が決めたら勝たれへん”ってイジられていた」。2得点だけでなく、絶妙なスルーパスで日本代表MF清武の決勝点を演出し、後半31分の5点目もアシスト。計4ゴールに絡む働きで白星を呼び込んだ。

 J1では13年12月7日の浦和戦以来となる5得点で連敗は阻止した。「母の日にゴールを決めたいと言っていて、有言実行できて良かった」と杉本。孝行息子の活躍で、首位浦和と勝ち点3差の6位に浮上した。

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