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インテルに不協和音 GKハンダノビッチ「ファンが怒るのも分かる」

[ 2017年5月15日 14:20 ]

 日本代表DF長友佑都(30)が所属するイタリア・セリエAの名門インテル・ミラノは14日、ホームでサッスオーロと対戦。1―2で敗れた。長友は先発出場したが、前半終了時に交代した。

 ゴール裏のサポーターは試合前に何も書かれていない真っ白なビッグフラッグを掲げた。8位まで転落したチームの低迷ぶりに“惨めすぎて何も言えない”という意味の抗議行動。さらに「おまえらは、オレたちの応援に値しない。これからメシを食いに行く」という横断幕を掲げてから前半途中に退場し、ゴール裏には誰もいなくなった。

 その雰囲気の中、長友は消極的なプレー。前半35分にはボールをドリブルで運ぶが、パスコースが見つからず、そのうちにミスパス。スタンドからブーイングを食らった。そして後半1分、アンサルディと交代。試合後は「お疲れさまです」とだけ話し、取材ゾーンを去った。

 ベッキ監督は「チームは決してあきらめなかった。今日は不運なエピソードが起こっただけだ」と語ったが、選手たちの間からは不協和音。GKハンダノビッチは「5〜6年ずっと同じことを繰り返しているのだから、ファンが怒るのも分かる」とあきれ顔。FWエデルは「自分が残るかは来季の監督次第」とした上で「クラブは態度をはっきりさせてほしい。インテルに100%残るという確信のある者しか、いてはいけない。そしてクラブがそれを毅然と示すべきなんだ」と批判した。

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2017年5月15日のニュース