×

札幌“ホーム神話”崩壊…懸命守備実らず今季6戦目で初黒星

[ 2017年5月15日 05:30 ]

明治安田生命J1第11節   札幌0―2G大阪 ( 2017年5月14日    札幌ド )

<札幌・G大阪>前半14分、必死にディフェンスするMF宮沢(中央左)ら札幌イレブン
Photo By スポニチ

 札幌ドームでやられてしまった。痛恨の今季初ホーム黒星だ。札幌は14日、本拠地・札幌ドームでG大阪と対戦。前半45分にMF藤本淳吾(32)、後半44分には泉澤仁(25)にゴールを奪われ、後半の猛攻も実らずに0―2で敗れた。J1復帰した今季6試合目にして初のホーム黒星。今季初の連勝はならず、勝ち点12で順位も15位のままとなった。

 ゴールが遠い。自慢の堅守も崩れた。J1の今季5戦不敗、J2だった昨季もわずか1敗のホーム。無敵のはずだった“我が家”で、ついに神話の崩壊を迎えた。

 「G大阪にはたくさんキーマンがいる。個々の能力があり、個の力がある。警戒すべき選手はほぼ全て。守備を軸にしながらプレッシャーをかけたい」。四方田監督はそう警戒したが、前半ロスタイムに一瞬の隙を突かれ、MF藤本にループシュートを献上。後半44分に追加点を奪われた。元日本代表のMF遠藤やMF藤本、現代表のMF倉田やMF井手口を中盤に配置する豪華な布陣を敷いたG大阪。その難敵を相手に善戦はできても勝ち点は遠かった。

 スタンドには今季2番目となる2万1174人のサポーター。その大声援を背に、前半から堅い守備でG大阪に決定機を許さず、カウンターから攻撃を展開した。首痛を押して強行出場のDF福森がCKから、そして同24分は正確な左足クロスでFW金園のヘディングシュートを演出。後半も一進一退の攻防となったが、勝利を遠ざけたのは2つのプレーだ。

 まずは後半6分。MF菅がフリーでエリア内の左からゴール右下に打ったシュートが、DFファビオにギリギリのところで止められた。跳ね返りがファビオの手に当たったように見えたがノーホイッスル。その1分後には都倉のパスに抜け出した金園がGKと1対1となる場面で、主審が都倉へのアフターチャージを取ってしまい、チャンスは消えた。同24分にFWジュリーニョ、同30分にMF小野を投入。勝ち点3へ見せた執念も、結局は実らなかった。

 「ホームの力を借りてしっかりと勝ちたい」と話していた都倉。絶対的自信を持つホームで重たい敗戦となった。

続きを表示

2017年5月15日のニュース