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久保 ヘント移籍後10点目!日本人シーズン最多得点22に更新

[ 2017年5月15日 05:30 ]

ベルギーリーグ優勝プレーオフ   ヘント1-1シャルルロワ ( 2017年5月14日 )

シャルルロワ戦の前半、PKを決めるヘントの久保(右)
Photo By 共同

 ヘントの日本代表FW久保裕也(23)が14日のホーム・シャルルロワ戦で2試合連続ゴールを決めた。0―1の前半40分、相手DFのハンドで得たPKの好機。本来のキッカーであるMFミリチェビッチからキッカーを託されると、GKの動きを冷静に見極めて逆を取り、左に蹴り込んだ。「本来は僕じゃなかったけど、蹴りたいと言ったらすんなり蹴らしてくれた。(キックは)じっくりいって振り抜いた感じ」。1月にヘントに加入後、15試合10得点。今季は前所属のスイス1部ヤングボーイズでも公式戦12得点を挙げており、欧州1部リーグの日本人最多1シーズン通算得点記録を22に伸ばした。

 前半24分に相手に退場者が出て数的優位に立った展開もあり、久保は何度もゴールに迫った。1―1の後半3分には左サイドからのクロスに反応。ペナルティーエリア内に走り込み、腹付近のトラップでDFをかわして、滑り込みながらバー直撃の右足シュートを放った。3―4で敗れた7日の前節オーステンデ戦後に「相手を背負った状態でしかボールを受けられていない。改善したい」と反省しており、1週間でしっかりと修正。この日は前を向いてボールを受けてドリブルで仕掛ける場面が目立った。

 だが、攻め込みながら追加点が奪えず、痛恨の引き分けとなった。今季は残り2試合。来季欧州CL出場権を獲得する2位以内は厳しい状況となったが、久保は「引かれた相手を崩しきれなかった。勝ちたかったけど、切り替えるしかない」と前を向いた。

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