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C大阪VSセビリア 今夏ヤンマーで対戦へ 清武古巣、交渉大詰め

[ 2017年4月25日 07:25 ]

セビリアとの強化試合が浮上したC大阪
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 C大阪が今夏、スペインの強豪セビリアとの強化試合を計画していることが24日、分かった。複数の関係者によると、すでに正式に開催を要請しており、交渉は詰めの段階に入っているという。欧州クラブとの試合が実現すれば、13年7月26日のマンチェスターU戦以来。1月までセビリアに所属していた日本代表MF清武弘嗣(27)にとっては古巣との対戦になり、注目を集めそうだ。

 欧州クラブとのビッグマッチを実現するため、再びC大阪が動き出していた。今年から7月15〜23日にJ1でサマーブレイク(中断期間)が導入されたことから、早い段階から強化試合の調整に着手。かつて清武の在籍したセビリアとクラブ間で交渉を進め、複数の関係者によると、すでに大詰めの段階に入っているという。会場は4万人以上を収容できるヤンマースタジアム長居を押さえている。

 セビリアは現在、第33節を終えた時点で4位。近年はバルセロナ、Rマドリード、Aマドリードなどに次ぐ存在として上位争いに加わり、13―14年から昨季まで欧州リーグで3連覇を果たした。サンパオリ監督のもとでアグレッシブなサッカーを展開し、今季は欧州CLでベスト16に進出。フランス代表MFナスリら実力者を多くそろえる。

 セビリアとの対戦が実現すれば、13年7月26日のマンチェスターU戦以来の欧州クラブとの試合になる。清武にとっては1月まで在籍した古巣との一戦になるだけに、サポーターのみならず全国的に注目を集めることは間違いない。一方で、セビリア側とは交代枠の増加なども交渉中。クラブ関係者は「若手も試合に出られたら、良い経験になる」と話している。

 変則日程で7月22日に浦和戦(ヤンマー)が組まれているため、セビリア戦は同15〜19日あたりで計画している。MF乾が在籍するスペイン1部エイバルへのサッカー留学を検討するなど、クラブOBの縁などを生かし、積極的に海外との交流を続けるC大阪。4年前のマンU戦では、4万4856人もの観衆でスタジアムが埋め尽くされた。今度はスペイン屈指の強豪とぶつかり、真夏の大阪を熱くさせる。

 ▽セビリアFC 1905年創立のアンダルシア州セビリアに本拠地を置くクラブ。45―46年シーズンに1部で初優勝。2部降格なども経験しながら2000年代に入って再び上位争いを繰り広げるようになり、06―07年と08―09年に1部で3位。13年から欧州リーグを3連覇。過去にアルゼンチン代表MFマラドーナらが在籍。本拠地はサンチェス・ピスフアン。 

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2017年4月25日のニュース