ドルトバス爆発容疑者　４・５億円利益に浮かれた？ステーキ注文でバレた…

爆発で窓が破損したドルトムントのチームバス
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　ドイツ１部ドルトムントの日本代表のＭＦ香川真司（２８）らが乗ったバス付近で１１日に起きた爆発の容疑者として、ドイツ捜査当局は２１日にロシアとドイツの二重国籍の男（２８）を拘束した。容疑者は事件前後に疑わしい行動を取っていたため、捜査線上に浮上したという。

　ドイツ紙ビルトによると、容疑者は爆発後、他の宿泊客が動揺する中、１人落ち着いた様子でレストランでステーキを注文したため、従業員から不審視されていた。また、チームと同じホテルに宿泊していたが、チェックインの際には通りに面した窓がないという理由で、最初にあてがわれた部屋を拒否していたという。変更された部屋は、事件現場を一望できる最上階。部屋から事前に仕掛けた爆発物を遠隔操作で起動した疑いが持たれている。

　犯行の動機は、爆発によってクラブの株価を操作して利益を得る営利目的だった可能性が浮上している。事件当日にドルトムント株のデリバティブ（金融派生商品）をインターネットで購入。株価が下落すれば利益を得られる仕組みで、当局によると最大で３９０万ユーロ（約４億５６３０万円）の利益を得る可能性があったという。