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ハリル監督「W杯の門は開かれている」前日会見で余裕の独演会

[ 2017年3月28日 05:30 ]

W杯アジア最終予選B組   日本―タイ ( 2017年3月28日    埼玉 )

会見の冒頭でタイ人のように手を合わせるハリルホジッチ監督
Photo By スポニチ

 試合前日の公式会見で、ハリルホジッチ監督は終始、上機嫌だった。相手は1分け5敗でB組最下位に沈むタイ。「たくさんの人が簡単な試合だと思っているかもしれないが私は違う。ちょっとした気の緩みが受け入れられない結果を招く」と冒頭はムードを引き締めようとしたが、最後は「W杯の門は開かれている状態。私は楽観的です」と本音をこぼした。

 ヤマ場だった23日の敵地UAE戦に2―0で快勝したことで余裕が生まれていた。指揮官は昨年9月1日の最終予選初戦でUAEに1―2で敗れたことを回想。黒星発進した国は過去一度もW杯切符を獲得できていないデータがあり「初戦に負けたら最終予選を突破できないと言われたが、突破候補のところまできた」とドヤ顔を見せた。さらに解任危機にさらされた前半戦を振り返り「日本を去るのかという質問を受けたが、そういう質問は大好き。私にどんどんプレッシャーをかけてください」と豪語。“ハリル節”は全開だった。

 もちろん、ただ浮かれているわけではない。崩しきれない展開も想定し「できるだけ早い時間に点を取るに越したことはないが、点が入らなくても自信を失ってはいけない。いろいろなソリューション(解決策)を用意している」と強調。終盤に浅野、宇佐美、本田らを投入して攻撃に人数を割くプランも用意している。マシンガントークは実に20分以上続き、司会者が「試合前に倒れたら困るので、次が最後の質問で」と打ち切るほどだった。

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2017年3月28日のニュース