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磐田 J1通算350勝!伏兵パパド来日1号がVゴール

[ 2016年8月25日 05:30 ]

後半、勝ち越し点を決めた磐田DFパパドプーロス(中央右)

明治安田生命 J1第2S第10節 磐田3―2福岡

(8月24日 レベスタ)
 磐田は敵地で福岡に3―2で逆転勝ち。第2ステージ初白星を挙げ、史上7クラブ目のJ1通算350勝を達成した。

 死闘の終わりを告げるホイッスルが鳴ると、イレブンは一同に安どの表情を浮かべた。来日1号が決勝点となったDFパパドプーロス(31)は名波浩監督(43)らと握手を交わした。

 「我々はサポーターにいつも助けられている。350勝と言わず、これからどんどん勝って来年はタイトルを獲りたい」

 伏兵がメモリアル白星に導いた。2―2の後半24分、右サイドで得たFK。MF上田康太(30)の浮き球のパスをFWジェイ(34)が頭で中央へ。飛び込んできたパパドプーロスが頭で押し込んだ。5月に加入後初得点が千金の決勝弾。6月25日の第1ステージ最終節・仙台戦(ヤマハ)以来遠ざかっていた60日ぶりの勝ち点3を挙げた。

 守備時は5バックになる福岡をこじ開けた。前半9分、MF川辺駿(20)の浮き球のパスに反応したMFアダイウトン(25)が右足アウトサイドで先制点をゲット。1―2の後半18分にはジェイのシュートをGKがはじいたところを再び背番号15が右足で押し込んだ。自身10戦ぶりの2得点に、接触で痛めた左足首を気にしながら喜びを爆発させた。

 今季フルタイム出場の守備リーダーDF大井健太郎(32)が左太腿裏痛で帯同メンバーから外れた。代役のDF森下俊(30)とDF藤田義明(33)が相手のサイド攻撃に苦しみながら、終盤の猛攻を耐え切った。

 天皇杯開幕による中断を挟み次節は9月10日にヤマハで神戸と戦う。「総力戦だった。この3ポイントは他の残留争いするチームにプレッシャーをかけられる。気持ち良く磐田に帰れる」と指揮官。ここから一気に巻き返す。

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