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福岡 J1残留に“黄信号”ホームで屈辱の逆転負け…

[ 2016年8月25日 05:30 ]

前半16分、福岡MF為田(右)は同点弾をアシストする

明治安田生命 J1第2S第10節 福岡2―3磐田

(8月24日 レベスタ)
 福岡がホームで屈辱の逆転負けを喫した。0―1の前半16分、左サイドからのクロスに主将MF城後寿(30)が右足を合わせて同点弾。後半15分に、この日23歳の誕生日を迎えたMF為田大貴がこぼれ球を左足で押し込んで勝ち越した。しかし、3分後に同点に追いつかれると、同24分に逆転を許した。今季ワースト、井原福岡としては初の4連敗、7戦勝ちなし。J1残留に黄信号がともった。
【J1年間順位表 第2S順位表】

 「勝点差10を追い続けるのも諦めるのも自分たち次第」

 ゴール裏のサポーターから掲げられた横断幕。J1残留への力強いメッセージに背中を押されるように、最後までボールを追ったが、勝ち点3を奪えなかった。

 勝利へ策を投じた。5月29日の広島戦以来、第2ステージでは初めてとなる3バックの布陣を採用。「結果が付いてこなかった。これがチームの力、私の力なのかな。きょうはJ1で勝つ力がなかった」と井原監督は淡々と振り返った。

 前半9分に先制点を献上。自身のクリアミスからの失点にDF亀川は「ゲームを壊してしまった。90分、10人で戦っていた」とうなだれた。同16分にMF為田の左クロスにファーサイドでMF城後が右足を合わせた。後半15分にはMF三門のシュートのこぼれ球に反応した為田が左足で押し込み、勝ち越し弾。この日23歳の誕生日だった為田の移籍後初で、J1での初ゴール。しかし、同18分、24分と立て続けに失点し、為田は「(誕生日弾に)持ってると思ったけど、(敗戦で)持ってるか持ってないのか分からなくなっちゃいました」と肩を落とした。

 今季初、井原福岡として初の4連敗。残り7試合、J1残留は極めて厳しい状況となった。「ミラクル、奇跡を信じてやるしかない。サッカーは何が起こるか分からない。可能性がある限り、ファイティングポーズをとってやっていく。頑張ります」と指揮官。最後まで戦うしかない。

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2016年8月25日のニュース