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日本、守備崩壊で黒星発進 7時間前到着のナイジェリアに5失点

[ 2016年8月5日 11:51 ]

<日本・ナイジェリア>前半、2点目のゴールを許し、南野は悔しさをあらわにする

リオデジャネイロ五輪男子1次リーグB組 日本4―5ナイジェリア

(8月4日 マナウス)
 リオデジャネイロ五輪のサッカー男子は開会式に先がけて4日(日本時間5日)にスタートし、日本は1次リーグB組初戦でナイジェリアに4―5で敗戦。南野(ザルツブルク)、浅野(アーセナル)らのゴールで4得点を挙げたが、最終ラインなど守備のミスが続出し、48年ぶりのメダル獲得へ厳しいスタートとなった。

 対戦相手のナイジェリアは米国での直前キャンプからブラジル到着が遅れ、ブラジル入りしたのはキックオフのわずか7時間前。時差ぼけや蓄積疲労をものともせず、持ち前のフィジカルの強さで日本を圧倒した。

 日本は前半6分、エゼキセル(アンデルレヒト)のシュートのこぼれ球をS・ウマル(ローマ)に押し込まれて先制を許したが、3分後に南野が得たPKをオーバーエージ(OA)枠の興梠(浦和)が右足で冷静に決めて同点。しかし1分後の同10分、シェフ(Uマデイラ)の右クロスをエテボ(フェイレンセ)に胸トラップから左足で決められ、再びナイジェリアに勝ち越しを許した。

 それでも直後の同11分、南野が相手GKの股下を抜く左足シュートを決めて2―2と再び試合を振り出しに。しかし前半終了間際の42分、エテボのシュートをゴール前でクリアしきれず、再び押し込まれて前半を2―3で折り返した。

 反撃を狙った日本だったが、後半立ち上がりの6分に塩谷(広島)がPKを献上すると、エテボが冷静に決めてハットトリックを達成。2点を追う日本は同8分に原川(川崎F)に代えてFW浅野を投入し、興梠との2トップでゴールを狙ったが、逆に21分にエテボにこの日4点目を決められてビハインドは3点に広がった。

 日本は同25分、藤春(G大阪)の左クロスを浅野が決めて3―5とし、終了間際には途中出場のFW鈴木(新潟)のゴールで1点差に迫ったが、無情のホイッスル。4―5で敗れ、初戦で勝ち点を手にすることはできなかった。

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