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熊本 5発でリーグ戦復帰後初勝利、74日ぶり 6連敗でストップ

[ 2016年6月8日 20:55 ]

<熊本・金沢>前半1分、先制ゴールを決め喜ぶ平繁(中央)

明治安田生命J2第17節 熊本5―2金沢

(6月8日 ベアスタ)
 明治安田生命J2リーグは8日、第17節11試合が行われ、6連敗中の熊本が5―2で金沢を下し、リーグ戦復帰後初勝利を飾った。熊本地震発生後、5試合を中止、復帰後も4連敗と厳しい状況が続いていたが、2カ月ぶりの九州での戦いで大爆発した。

 キックオフ早々の20秒。左サイドから入ったセンタリングを金沢DFがクリアミス。これを見逃さなかったMF嶋田がゴール脇ギリギリのところで粘り、ラストパスをFW平繁に。これを右足で決め、試合開始早々の先制点となった。

 その後も熊本の猛攻が続き、左サイド奥で得たFKをFW清武がニアサイドに強烈シュート。GK原田の手をはじき9分で追加点を獲得した。これまでの試合のうっぷんをすべて爆発させる展開となった。

 押されながら金沢もチャンスを作る。水永が右サイド中央でFKを獲得すると、これを山藤がシュート性のボールを送るなどゴールに迫った。

 31分、さらに熊本の攻撃がさらに火を噴いた。MF岡本が中央から左サイドに流れるところにパスが通り、ゴール前にセンタリング。ここにFW平繁が飛び込んで、この日2点目を獲得。さらに2得点を追加し大量5得点で折り返した。

 後半は熊本のペースが落ち、4分には金沢がCKからのこぼれ球をつなぎ、ペナルティーエリア右からMF山藤が左足で見事なシュートを放って一矢報いる。さらに33分にDF阿渡が得たPKを後半から入ったFW安が決めたが、反撃もここまで。九州のサポーターの前で、3月26日の長崎戦(長崎県立)以来74日ぶりに熊本が待望の勝利を飾った。

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2016年6月8日のニュース