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【鈴木啓太の視点】最終予選へ不安なし「裏へ走る浅野」は大きな戦力に

[ 2016年6月8日 08:20 ]

<キリン杯 日本・ボスニア・ヘルツェゴビナ>後半、吉田のパスに浅野(左)が走りこむもオフサイド

キリン杯決勝 日本1―2ボスニア・ヘルツェゴビナ

(6月7日 吹田S)
 ボスニア・ヘルツェゴビナは初戦のブルガリアとは比べものにならないほど強く、チーム強化にはいい試合だった。

 チームとして崩せたところもあったし、浅野や宇佐美がいい形をつくっていた。チャンスは日本の方が多かったが、決定機を確実に決められなかったことが、勝敗につながった。本田や香川が出場しなかったが、彼らがいれば決めたかもしれないし、やはりサッカーは点を取らないと勝てない。だが、フィニッシュ以外は他の選手で十分にできていたし、今後試合を重ねていけばコンビネーションは良くなると思う。

 アジア最終予選へ向けては何も心配することはない。アジアにこれほど強いチームはいない。サッカーが違うので、この試合の結果は参考にならないし、気にする必要はない。

 そして、浅野が戦力になることが分かったのは収穫。シュートを打つべきところでパスをして、決定的な仕事はできなかったが、裏へ走り、持ち味を出していた。アジアではなかなか守備ラインの裏にスペースはないが、大きな戦力になることは間違いない。

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2016年6月8日のニュース