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柿谷 芸術ボレー弾!セレッソ連敗止め2位に再浮上

[ 2016年5月4日 05:30 ]

松本戦の前半25分、ジャンピングボレーで先制点を奪ったC大阪の柿谷(左端)

 明治安田生命J2第11節は3日、各地で10試合が行われ、C大阪はアウェーで松本と対戦し、1―0で勝利した。前半25分、FW柿谷曜一朗(26)がジャンピングボレーで先制点を奪い、これが決勝点となった。チームは連敗を「2」でストップし、4試合ぶりの白星で自動昇格圏内の2位に再浮上した。

【試合結果 J2順位表 得点ランキング】

 息をつく暇は最後までなかった。超満員のアウェーに終始押されながら、それでもC大阪が接戦を制した。0―0の前半25分、FW杉本からの左クロスをFWリカルド・サントスが頭で折り返すと、走り込んできた柿谷が右足のジャンピングボレーでネットを揺らす。「うまく入って良かった」。本人は素っ気なく振り返ったものの、鮮やかな一撃がチームにとって3試合ぶりのゴールとなり、決勝弾にもなった。

 「強い相手にアウェーで勝てたことは良かった。(守備陣が)あんだけ守ってくれてたら、前は頑張らなあかん」

 個の技術が凝縮された今季3得点目。呼び水となったのはチーム全体の守備だった。初めて乗り込んだ敵地松本は独特な雰囲気に加え、今季最多の1万7302人が詰めかけた。強風が吹き荒れる中、風下だった前半は特に劣勢を強いられる。だが、耐えた。前節京都戦ではCKから2失点。その反省を生かし、相手のCK10本に対しても集中力を切らさず、4試合ぶりの完封を飾った。

 2試合ぶりに先発したDF田中は「どれだけ泥臭くても、きょうは内容より結果だった」と手応えを口にした。今季5度目となる1―0勝利で連敗を「2」でストップ。自動昇格圏内の2位に再浮上した。追加点を奪えなかった攻撃など課題はあっても、何よりも大きな勝ち点3を手にした。

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2016年5月4日のニュース