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名古屋U-18出身の甲府・森「恩返し弾を決めたかった」

[ 2016年4月20日 22:47 ]

ナビスコ杯A組 甲府0-0名古屋

(パロ瑞穂)
 “恩返し弾”はならなかったが、温かく迎え入れられた。ナビスコ杯A組の名古屋-甲府で、甲府FW森晃太(18)が負傷退場したFWニウソンに代わって前半途中からプレー。ゴール枠をとらえることはできなかったが、後半38分には左サイドからドリブルで仕掛け、右足シュートを放った。名古屋サポーターからも拍手が送られるシーンもあった。

 昨季まで名古屋の下部組織であるU-18に所属。トップ昇格は叶わず、今季から甲府に入団した。すでにJ1でもデビューを飾っており、20年東京五輪の根幹を担うU-19日本代表にも招集されている。佐久間監督は「チーム状況というか、アタッカーがいない中で出場しやすい環境にある」と前戦の駒不足が追い風になっていることを前置きしつつも「それでも同時に彼の持っている非凡なモノは感じている。DFラインとボランチの間でボールを受けて、ターンして、前方にボールを運べる。そういう特徴を出して欲しいと思っている」と高い評価。

 森自身は「恩返し弾を決めたかったですね」と悔しさを隠さなかったが、指揮官は「18歳に頼るのは情けないけど期待している。大切に育て、花開く場所として甲府を提供し、将来は日本代表の選手になってくれれば」と、今後のさらなる成長を促した。

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2016年4月20日のニュース